小竹岩楠翁碑 晩年白浜の温泉開発率先自動車業を創始し、白浜今日の繁栄の基を成した。 昭和8年逝去、其遺徳を顕彰、白浜開拓の父たる人の事業を伝うるもの。 |
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建立 昭和33年 白浜町御幸通り常喜院下の路傍の丘にあり。 意匠と製作は彫刻家日高正法氏。 大理石に銅板をはめこみ、右上には裸身の女神を配した新しい感覚を持つ珍しい形である。 氏は御坊塩路家に生まれ、小竹家を継ぎ、東京一つ橋に学んで帰るや水力電気事業を起こし、地方の産業及び文化の興隆に全力を傾けた。 夙に参禅深く仏教に帰依し、晩年は此の地の温泉を開発、率先自動車業を創始し、白浜今日の繁栄の基を成した。 昭和八年十月五日逝去。享年六十。こゝに友人知巳相謀り、碑を建て其の遺徳を顕彰する。 (原文のまゝ) 昭和三十三年一月 |
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