県指定(天然記念物)   1972(昭和47)年4月13日指定

 熊野三所神社(くまのさんしょじんじゃ)の社叢(しゃそう)

 熊野三所神社は権現崎(ごんげんざき)のつけ根にあり、社叢は岬の丘陵(きゅうりょう)によく茂っていす。

 丘陵頂部はスダジイ、ヒメユズリハ、ヤマモモ、モチノキ、ミンタチバナなどの優占(ゆうせん)するスジタイ林、神社裏の斜面下部はホルトノキ、クスノキ、イヌマキ、カゴノキ、ヤブニッケイ、ミミズバイなどの優占するホルトノキ林で、これらは南紀の代表的森林です。

 外緑部の崖地にはウマメガシ、トベラ、ヒメユズリハ、モチノキなどのウマメガシ林や、クロマツ、シャシャンボ、ヤマモモ、ヒメユズリハ、ヤブニッケイ、モチツツジなどのクロマツ林などの潮風に強い樹林が内部を保護しています。

 指定範囲は白浜町3315番地(33、530u)で、和歌山県より天然記念物の指定を受けております。などのクロマツ林などの潮風に強い樹林が内部を保護しています。   <社叢---神社の森 「広辞苑より」>