ただ今「化粧」の真っ最中 |
|||||||
海開き目前 白浜温泉・白良浜 白良浜はべっとり「厚化粧 −白浜温泉・白良浜は、海水浴シーズンには延べ六十万人が訪ずれる関西有数の海水浴場。この浜の名物は何といっても白砂。全国どこをさがしてもこれと同じような砂は見当たらない。この白砂も年々減少傾向、浜も細り、心配されていた。 同所近くで工事中のエネルギーランド工事現場から一万三千立方bという多量の白砂が見つかった昨年十一月。町もこの砂を指をくわえて見ているわけにもいかぬ、と国や県へ働きかけて、県工事で同所の白砂を白良浜へ運ぶことになった。 搬入は十八日から始まった。ダンプ(十一d)に約千八百台分。浜全体で約40aかさ上げ出来るというので、搬入五日目で早くも同浜へ山積みされた。ユンボやダンプで地ならしをしているが「このままでは入り切れないのでは」「一度に入れるのはもったいない。台風で持ち去られないようどこか倉庫へでも入れて置きたい」とのうれしい心配も出て来た。 |
|||||||
これが白良浜の「素顔」 |
|||||||
同浜周辺の開発が進み、背後地からの白砂供給源が無くなった現在、補給出来る白砂は同エネルギーランドか、海中の砂だけと言う貴重なもので、いくらお金を積んでも買えない。町と県ではこのほか同浜で一年漂砂の調査を行っており、その結果を分析して、サンドポンプで海から白砂をくみ上げたり、沖へ防波堤なども考えるという。 |
|||||||
|
|||||||
見る間に山積みされて行く白砂(以前に後ろのマンションの現場からも白砂が搬入された) |
|||||||
「わぁー、早くもこんなに」べっとり厚化粧の白良浜 |
|||||||
どっさりダンプ11d1800台分
白砂の搬入工事は一千百万円で行っているが、このほかエネルギーランドの砂の取ったあとを埋めもどさなければならない。搬入は五月末で終了する計画で、六月十四日予定の「海水浴場開き」や七月の「名物砂まつり」などは厚い砂の上で行えそう。 |
|||||||
|