常喜院の階段を上がった右側。                    Photo/2005-10-09

 六十六部地蔵      Photo/2005-10-09
 真言宗常喜院の境内に祭られいるこの地蔵は、元白浜中学校運動場造成工事の際、用地となった字向畑の旧道に建立されていたものを校舎完成後の翌年、昭和28(1953)年に当境内に移されたものである。自然石の上部を坪型に彫り込まれ浮彫りされた像高15cmの両手で宝珠を持つ立像で、下部の面に寛政七(1795)年卯四月十七日、種子のキリーク(弥陀)誓雲信女、六十六部日本廻国、筑前志摩郡(福岡県糸島郡志摩町)、俗名、岸浦およねと五行にわたって彫られている。湯崎の「峠の地蔵」として祭られている右側位置する六十六部日本廻国名のある地蔵と同一の建立として珍しい。