昭和30(1955)年頃 四ツ辻地蔵

 四ツ辻地蔵   Photo/2005-10-11
 西家の所有する四ツ辻地蔵は、元本覚寺横手の四ツ辻に位置する。西家の玄関左脇に祭られていたが、現在は白浜第一小学校下の坂本に西家が移転したため地蔵も同様に移されているが、祠の中に安置されている地蔵は、両手で宝珠を持ち座した地蔵の台座正面には、右 えずら、左 藤九郎様と薬研彫りされた文字が鮮明に目に映り、台座両側面にも、かな山十丁とそれぞれ彫られ、建立当時、道しるべとして多くの人々に親しまれたこの地蔵は、西家で代々お祭りしている。

 伝承として当西家は、子供が多かったので、子供の守り地蔵として先祖が刻んだという。西家の前の広場では子供たちが無邪気に遊んでいる。その子供たちの様子をじっと見つめ、見守っているかのように今も、西家の玄関脇に祭られている。

Photo/2005-10-11

 注一、碑文には鉛山すぐの道標として掲載しています。

 注二、碑文に掲載した写真です。

 注三、2002年撮影