徳風地蔵尊 Photo/2005-10-16
三段壁展望台横の雑木林の中に建つ文殊堂の裏手に、三段壁の厳頭を見渡せられるように高く作られた八角形の台座上に立つ地蔵が祭られている。浄土を求めこの断崖から身を投げ命を散らした自殺者や水難者の霊を慰め弔うために、町内の徳風会の会員が中心となり浄財を広く募り、昭和十三(1938)年五月に悲願をこめて「徳凰地蔵尊」として建てられたのである。毎月一日・十五日の日には会員が供花等の世話を行っている。