江津良のえびすさん                                上 Photo/2005-10-22  下Photo/2006-02-22

 漁港のそばの砂浜に祠が建てられ、中には御神体の鯛を小脇に抱え、他の片手に釣竿を持ったえびすさんの木像が祭られている。

 一月九日の日の夕方、漁業に従事する人たちがえびすさんにお参りした後、戎講が設けられる。宿は毎年輪番制でえびすさんの掛軸を掛け、酒食の懇親会が行われている。十日はえびすさんに供えた鏡餅を切り、宿の手により講員に分配される。

 二月中旬から始まる地引網の引き始めの前に、えびすさんに懸の魚や御神酒を供え、供えた御神酒を地引網にふりかけ大魚の祈願を行っている。