丸山弁財天神社
綱不知、月崎の地の丸山に地元の真鍋姓一族の守護神として、市杵島姫之命(弁財天)が祭られている。昭和の初めに埋め立てられ、今日の陸続きになるまでの丸山は、波静かな入江に浮かぶ神聖な小島としてあがめられ、干潮時には歩いて島に渡ることができたという。祭礼日は旧暦六月中旬の大潮時に行われ、村民の信仰もあつく御酒などを供え、老若男女の別なくおおぜいお参りし、磯遊びなどしながらこの日は終日大いににぎわったという。現在、祭礼日は七月十六日に改められ、当初鎮座していた丸山の中腹から山すその道路際に遷宮され、社団法人「網不知会」の手により管理されている。 |