下芝より高原附近を望む。

上記5枚、Photo/2005-03-23

Photo/2005-03-23

                      高原熊野神社の森

 高原熊野神社附近の道                       高原熊野神社の御正体

高原熊野神社附近の道       Photo/2005-03-23

                  高原より滝尻方面を望む。

   高原熊野神社
 社殿は春日造りで、室町時代の様式を伝え、熊野街道では最も古い神社建造物である。 (県指定文化財)

 この神社は、明治年間に、すぐれた熊野研究の成果をのこされた宮地直一博士によって調査され、「九十九の数には入ざりしも、王子の社と同一の位置にありし、この熊野杜に伝ふる応永十(1403)年の懸仏の銘によれば、若王子奉勧請云々とありて、この神が本宮より勧請せられて独立の崇拝をうけし事実を教へ……」と述べられているように、熊野詣の途次であるために設けられた、いわゆる熊野九十九王子とは別に、室町時代熊野権現を勧請したとみられている。
 神社の境内には、楠の大樹がうっそうと繁り、往時のおもかげをしのばせている。