白浜小唄 | |
竹中かづを (昭和6年秋) コロンビアレコード吹込み |
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一 明けりや湯けむり かすみにとけて とろり夢路に とろとろ誘ふ ホンニ湯の里 情けのいで湯 露をふくんだ 花がさく 二 誰を待つやら 浜木綿のかげに くるり絵日傘 くるくる廻る ホンニ湯の里 白良の浜は 浮世はなれた 風が吹く |
三 瀬戸の岬は 夕やけ小やけ ちらり漁火 ちらちらゆれる ホンニ湯の里 白良の浜は 昔忘れぬ 波の音 四 ふけてなつかし 白良の浜に ほろり千鳥の ほろほろ啼けば ホンニ湯の里 情けのいで湯 思ひ出すよな 月が出る |
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