昭和

月日

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内  容

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11月21日

陸軍転地療養所開設

  本村に陸軍転地療養所開設されることになり、本日湯崎黒潮ホテルに本部を置き、戦傷病兵の白衣勇士三百名を迎え湯崎地区の各旅館に分宿療養されることになる。

13

11月12日

陸軍転地療養所開所式

  江津良坂田の鼻に大阪陸軍病院白浜臨時転地療養所が設けられることになり陸軍省が工費三十六万円を投じて、三月より総面積一二、〇〇〇坪(海面埋立て一、五〇〇坪を含む)の整地と第一、第二病棟、温泉浴室その外諸種施設延一、七〇〇坪の建築にかかり十月二十五日竣エ、十一月十日湯崎各旅館に分宿療養中の白衣勇士を収容して本日同所娯楽室において陸相代理、石川中将臨席軍官民二百余名参列して、献納式、開所式を挙行、式後食堂で種々の余興あり賑わう。

 終戦後は、闘病生活に大変苦労したそうです。時代の移りで御覧下さい。

 浜木綿薫白浜に
 あした明るき陽を浴びて
 伸ばせよ手足吸へよや大気
 光りは天に地に満ちてり
 希望をのせては船の行く
 再び起たん日は近し
 楽しや楽しや楽しや
 白浜療養所