昭和5年(1930)年頃、白良浜。

 白良浜の説明

 瀬戸の地引網

 この写真には人が2人います。小船が見えます、その横は地引網を干しています。 これに気がつくのに長い期間を要しました。後は石垣で芝田勇 蔵氏の別荘のあったところ。

 白く見える建物は、瀬戸の地引網小屋と引き湯するポンプ。

 大正11年と昭和4年の銀砂湯があります。

 さて、年代です。

 写真から判断できる資料は、昭和4年開業の白良荘、昭和5年開業の銀翠館、土産物の絵葉書とになっています。

 昭和10年4月の白良浜側の熊野三所神社の鳥居がありません。

 昭和4年から昭和10年の間で、この写真からは年代を確定することは出来ません。まだ、勉強不足の時は大正時代末期と思い大正13年頃に掲載したこともありました。

 大量の写真を見比べていると、湯崎から白良浜を撮影している写真によく似た風景があることに気付きました。それは熊野三所神社前の地引網ですか、当時は何であるか不思議で、小澤湯の櫓かとも思っていましたが形が櫓に似ていず、不思議でなりませんでしたが、解決する資料がなく、勉強することとしていましたが、白良浜のこの写真の拡大率を最大にすることと、「アカ芋」の文章から判断することができました。

 されでは拡大カットをご覧下さい。

 但し、平草原で、ご覧の方は同じ写真です。

 平草原と白良浜から見た銀砂湯  平草原と白良浜から見た御船山

 昭和4年6月1日には銀砂湯の噴泉があり、この写真では噴泉がなく、「芝勇の別荘」があることから、昭和4年1月24日銀砂湯増堀湧出された直後の昭和4年とした。

 白良荘絵葉書3枚組で再度の判断から昭和7年とした。 2007-01-29

 湯埼の風光で年代を昭和5年頃と修正した。 2007-03-10