彦左節 |
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Photo 白良浜 2001-05-10 |
白良浜の甲羅法師(河童) 昔、瀬戸村に彦左という力の強い男がいた。 ある年の夏、田の草取りの帰り白良浜で河童と命がけの角力を取り、勝ったという。それまで、河童はたびたび陸へ上がって来ては、村人に悪事を働いていたので、そののち 、二度と陸へは上がらぬという約束で、命を助けてやった。 その時、彦左が「いつか、もし、白良浜の白砂が黒く染まったり、沖の四双島に松が生えるようなことがあったら、陸に上がらせてやろう」と云った。 河童は、なんとか陸へ上がろうと白良浜に墨を塗ったり、四双島に松を植えたりしつづけたが、いつも波に洗われて願いを果たせず、とうとう陸へ上がって来られなかったという。 |
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