白良浜、公表された年代は「大正年間」。ご覧の通り銀砂湯が噴いています。温泉櫓が熊野三所神社前に見え、有名だった「小澤湯」時代の移り、昭和6年の新商売温泉堀を参照)だと思います。この余り湯を利用して最高の人気があった露天風呂「みのわの湯」が完成した。「芝田氏の別荘」 と白浜館が引き湯した配管やポンプが見当たらず、「芝田氏の別荘」の同じ場所附近に、何か建物工事のような茶色の物があります。

 写真は 上の写真拡大カット部分です。「小澤温泉」の場所は白浜町白良浜。

        調査結果  ご意見メール下さい。(注、 太字はリンクしています。)


  この写真は、上の奢侈の拡大した一部です。

 銀砂湯、大正8年試錐、大正11年2月24日湧出。昭和4年1月24日増掘湧出。

 この昭和4年1月24日増掘湧出落成とあり現在の温泉と記載、この時点でこのような噴出風景となったと思われる。

 大正12年11年8月18日、銀砂湯から引き湯して内湯旅館白浜館開業。

 みのわの湯、昭和3年4月21日露天湯完成とあり、小澤湯とは月が異なりますが、この(昭和3年9月)前より湧出していたものと思われます。 みのわの湯は温泉櫓の斜め左下に白い棒のような所にあった。

 小澤湯は昭和3年9月に噴出。(温泉叢書科学文献篇昭和7年頁157参照)

 但し、昭和36年(白浜温泉史)には休止中の温泉源として小沢湯(白良浜海岸)が記載されています。 この小澤湯が休止と共にみのわの湯もなくなったと思われる。

 右上の茶色の建物のような物は昭和4年3月12日白良荘建築用材流出とあり、昭和4年11月3日開業の白良荘の建築現場(村の日記参照)と 思われる、この写真は推測撮影年代は昭和4年末から昭和5年初め頃と思われますが、いかがかでしょう。


 2005年3月27日修正追記 最終結論

 2005年3月26日に6枚組のカラー絵葉書を入手することが出来た、その中に同じ白良浜の映像があり、全体の判断から昭和5年に掲載することとした。